Dream&Smile
楽屋
あなけんの独り言
25/11/30
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「歌舞伎座での歌舞伎絶対続魂ショーマストゴーオンの公演で楽しんだ11月^^」
11月に入って、朝晩は冷え込みで、自転車では、手袋も必要にはなるも、昼間の暖かさは続いている感じでもあり、暑いぐらいの時もあって、12月になろうとはしております。
その前の11月では、歌舞伎座に入っての舞台稽古等々を経て、2日の初日からの「歌舞伎絶対続魂ショー・マスト・ゴー・オン」でありました。
17時の夜の部の開演ゆえ、15時に入るも、17時からは踊りが17分あって30分のお食事タイム経ての、17時50分くらいから始まるんだと知って、16時前に入る事にもして、ストレッチをし、浅野さんと同じ楽屋ゆえに、17時の踊りが始まると皆さんの楽屋への挨拶廻りへと浅野さんに付いて行き、戻って来てからは、先ずは、羽二重と額の色合わせ、軽いメイクをして、衣装を着て、カツラを乗せての支度完了で、開演からの10分程の出番を待つのでありました。
「お呼びですか?」のセリフで、(日々の昼間には、この言葉で歌舞伎モードへなんだと言い聞かせてもいて)そのセリフで出て行って、睨んだりして間をたっぷり空けて、幟の作り替えに「よござんす」で去り、元の長い幟を持って後ろを横切り、冬五郎の言葉に返事して去り、すぐに修正した幟を持って出て、「貼り付けただけで見栄えが悪い」と言って去って行く(舞台稽古では、幟の長さに慣れていなくて道具に当てて音も出たりしたのでした)。
そして道具方達4名と出て行き、千畳敷の場面の話をし、静御前役のいせ菊に嫌味を言って、千畳敷は布になったので触らないようにと役者達に告げる、それに一人承知したとの義経役の虎男が言っていて、稽古では次のセリフへとなっていてリアクション出来ていなかったが、中日前ぐらいから余裕が出たのか気がついて、それを受けてから、幕を表に干そうと去って行く。
次の登場までしばし空いての、小平次が石橋の格好で出て来て、久の助デイのお久のセリフで、楽屋を出て、下へと行き、セット裏で出を待っての、小平次の不満の怒り声で道具方達と出て行き、二人づつに指示して、小走りで二人連れて去って行く。
そして次のきっかけセリフで、二人の道具方を連れて舞台後ろを横切って、濡れた幕を持って待ち、囃子方が演奏終えて去ると、その幕も持って「えらいことになった」と出て行き、濡れていると訴えて、作り直すしかないと、「よござんす」と去って行く。
そして直ぐに道具方を連れて、何か使えそうなモノを探す作業になり、幕の開けを言われて、袖に急いで去り、木頭のチョンチョンで幕を開けて、奥に去り、変わりの附打ちの若者を連れて来て指示をして去る。
ここからは、しばし空いての、分身の術があって、いせ菊さん入りますで、楽屋を出て下へと行き、いせ菊が去っての、附打ちの稽古の音の後で、慌てて出て行き、今の現状を冬五郎と座元と頭取に告げて、「なんとかします、よござんす」と去るが、一回よござんすが慌ててて、出て来なかったりもした回もあったのでした。
そして又ちょい空いての、玄福が出て来て、御簾が下りないと、義経が怒って入って来たら、楽屋を出て下へ行き、お久のいやだいやだがあって、いせ菊さんの動きが踊りになってるさすがだのきっかけで、頭取を呼びながらで出て行き、附打ちの件を謝り、新しいのを連れて来ましたと去って、直ぐにもう一人連れて行って去る時に、冬五郎へ話しをと考えて、花道へと連れて行き、「無理だ間に合わん」と告げて、「うん、頑張る」と去る、この場面は、他の役者の支度替えの時間の為の追加での、唯一感情ありの見せ場かなの場面でもあり、花道は異次元設定で出入りの音も楽しみでもありました。
そしてすぐに太陽の竹の土台を持って入って行き、ひたすらに赤い紙を貼る作業で、途中で、「これ使う?」と縄を渡したり、桜の吊りが下りて大丈夫だよと告げたりして、赤い太陽も完成して、袖に入って、「千畳敷、間に合ったぞ」と戻って来る。
そして舞台は回って、四の切の場面になり、今までのショー・マスト・ゴー・オンとは違って、本舞台のシーンが展開し、冬五郎の狐が去って小平次の狐が登場したら、幕の後ろにスタンバイをして、しばし立って待って、義経のセリフで太陽を設置している動きを始めたら、千畳敷へと幕が開いてしまい、取り残されて、びっくり転んで、咄嗟に狐だとポーズをとって、聴いた事のない音楽がなり戸惑い慌てて、踊りだして終わるという、今回の歌舞伎座での最初で最後かなの歌舞伎経験での私の一連ではありました。
日々、細かく色々とはある感じで、羽二重をもっとしっかり締めないといけないとか、着物の裾を腰への入れ具合をチェックせねばと、一度落ちたりもして、19日の休み明けには、「元の人形浄瑠璃を観ているから」を「元の浄瑠璃を」と言ってしまい、すぐに人形浄瑠璃をと言って、びっくりでもあり、20日には、寝ている小平次の指をふんじゃたりもしてびっくり申し訳ないもあったりして、22日は、生配信があり、どんな感じか気になりでもあっての、24日に「お呼びですかい?」と登場した時に、「アナン」の声がかかって、びっくりもあったりして一瞬だけあたふた(笑)かなでした。
そんな感じの23回の公演で、毎日、色々とあるモノでも、夜だけの公演も、今までにはなく、なんとも貴重な歌舞伎経験の日々で、終われば、あっという間の日々でもありました。次の歌舞伎座へはあるのかどうか、歌舞伎役者さんたちはいっぱいいらしゃるので、再演あっても、別の方が演じるのかなで、本歌舞伎には出る幕無しかなで、とにかく有り難い歌舞伎経験ではありました。
そして12月は、どんな歳の瀬の一ヶ月になりますか、あれこれ期待しつつでもあるのかなです。
これ以前の楽屋は、WEB版でお楽しみください。
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