2010年・年賀状
年賀状


『制作後記』

『笑う虎に翼を付けて、虎視眈々と虎穴に入って虎子を得て、
虎の子の夢を虎の巻に記して、年男四十八歳は、皆さんの幸せを願いつつ、
新年も楽しみたいと思いますので、今年も、どうぞよろしくお願いします。』

 今回は、先ずは、トラがつく文字、トライ、捉える、トラブル、トランプ、トラッド、トラベル、トライアングル、虎の子、虎の巻、寅さん、虎穴に入らずんば虎子を得ず。虎視眈々。虎に翼。虎の子。などなどを選び出して、自分は二月で四十八歳になる寅年の年男でもあり、三頭の虎の絵が、縁起がいいと何かで知ったので、それらを頭に入れながら考えていきましたが、虎一頭でも難しいので、三頭描くのは、次の寅年までと考えたら、次はなんと還暦の六十歳なんだと愕然としてしまい、自分が六十歳と言う事実を受け入れる事が出来ませんでしたが、何とか、受け入れて^^、先ずは、文章を考えて始めたのでありました。
書き出したトラのつく文字の中から、ことわざを使って、いっぱい虎、虎、虎として、年男四十八歳と自分の事を入れると、やはり最後は、「今年もよろしくお願いします。」の挨拶になってしまって、いつもの感じではちょっとなくなった感じになったのでありましたが、出だしの「笑う虎に」と決めて、去年の年賀状を見ると、去年は「笑っている牛」であり、どうしても先ずは、正月は笑っていて欲しいんだねと、自分のアイデアのなさにびっくりしておりました。又、毎年朱墨で文字を書くのも変わらぬ作り方だなと振り返っておりました。

そして描き始めて、先ずは、一頭の笑っている虎をドーン描いて、掛け軸の様にその回りに文章を小さく入れ様かなと思いましたが、バランス等々余白が出過ぎたりして、上手くいかず、今回のレイアウトになったのでありました。そしていつもの様にプリントゴッコにてストロボをフラッシュさせて原盤を作りましたが、元絵の0.38mmの極細ボールペンにはカーボンが入っていなくては、上手く焼き付ける事が出来ずで、消耗品が無駄になったと悔しくもなり、今回はパソコンプリントに泣く泣くしてみたのでありした。しかし我が家のプリンターは安物ゆえに、配色のノリも悪く、ギザギザも目立ちで、やはりプリントゴッコの方がいいなぁと思うも仕方なく、虎に色を付けて、翼の色で悩むも、今年のラッキーカラー「ゴールド、濃い青、ワインレッド」は使わずに、何とかどうにか今回の年賀状が出来たのでありました。

今回色々あったので、早くも来年の、うさぎ年の年賀状を考えたりもしているのでもありました。

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