ルーベンじいさんと |
一気に俳優への道を突き進もうと思っていたところに、
ふと「このまま突っ走るより何か人生勉強を」と思いつき、
それはアメリカだ、カウボーイだ、牧場だと、
二十歳の私の脳は閃いたのでありました。
そしてバイトに明け暮れて、二十歳の春に渡米。
しかし留学センターという旅行会社に、
騙されたかなとバークレーで、
二週間途方に暮れていたが、運のいい私でありました。
国際農業研修機構の一員になれて、
「日本人のいないところへ」と言った私は、
ウィスコンシン州の小さな牧場へ行く事になったのでありました。
72時間のバスの旅を終え、
不安の中、牧場に着いて直ぐに、休む間もなく、
過酷な労働が始まって、そして続いていくのでした。
それから十ヶ月の涙の、孤独な、「人間とは何だ!」と問いかけ続ける、
労働者の物語がこの時代でありました。
唯一ここで笑顔が出たのはクリスマスの夜ぐらいであったかな^^。
今、日記を紐解き執筆中?ではありますが、
思い出す度に辛くて、苦しくて、なかなか先に進めない私でありました。
しかし、いつになるのか判りませんが、纏めてみたいたいと思っていおります。
乞うご期待^^。
日々平凡単純ながら、いろいろとあるもんだなと悟ったりして、
牧場に馬がいなかったのが、
耐えきれなかった最大の理由かもしれないと思う、カウボーイ(牧童)の時代でありました。
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