楽屋 楽屋保存版(4)
Ana-Ken's relax sub-room No.4
1999.11.11 〜 2000.01.30
あなけん業界用語辞典^^
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2000/01/30 〈[48]裏話編:「かちんこ」〉
2000/01/17 〈[47]独り言編:無邪気パワー〉
1999/12/29 〈[46]独り言編:今年初の「楽屋」です〉
1999/12/29 〈[45]独り言編:「楽しかった^^」〉
1999/12/24 〈[44]独り言編:クリスマスです〉
1999/12/14 〈[43]独り言編:X'masカード〉
1999/12/06 〈[42]独り言編:旅より戻りて〉
1999/11/25 〈[41]独り言編:住宅展示場の係員〉
1999/11/19 〈[40]独り言編:サラリーマンの父親〉
1999/11/11 〈[39]独り言編:京都での日々〉

2000/01/30 〈[48]裏話編:「かちんこ」〉 戻る
 待ちに待った今年の初仕事は、夏公開予定の映画「ホワイトアウト」のロケ地、新潟県は津南と言う所から始まりました。 拠点はグリーンピアなる大型保養施設なんですが、大きくて一年中遊べそうな感じで、このスキーシーズンも平日なら、 がらがらだそうで、ファミリー向けではありますが、穴場的かなと、グリーンピアの回し者ではありませんが、 なかなかの施設って感じでした。かな^^。
 さてさて、ボーゲン男爵のこの私はスキー場を目の前にして久しぶりながら滑りたいなと思いつつも滑ることもなく、 初日はホテルのロビーで女子高生に写真をと囲まれ、びっくりしながら、照れながら、現場に行き、 何か面白いことはと探す間もなく、真面目に自然に気持ちのままに芝居をし、呆気なく終了したと言う感じで、 二日目は、今回の役の見せ場?のシーンで、怪しい人物が山の上で何かしているとリフトに乗って 向かってたどり着いたら撃たれると言うシーンでしたが、悪天候がベストだったので、太陽が出たり、 雪とかの段取りとかで時間が掛かり、撃たれるシーンは後日となってしまい、何度も雪を体に付けて貰って、 雪だるま状態になって、500m程のリフトに乗って何回か回って、降りる時のリフトの恐いことを知りました^^。 そしてまたリフトには監督、カメラマンとそれぞれ前に座っているので「かちんこ」の役目も私自らやりまして、 カメラマンの手の合図と共に私は手を叩いて「かちんこ」の様に音を出し、芝居を始めると言った感じで、 楽しくもありましたが、リフトは動いているので、切り替えをすぐにして芝居を始めないといけないので ちょっと難しかったのでございます^^。そして三日目は晴天で白い雪が眩しい中、 山で亡くなった者へのリアクションを撮っての今回のロケは終了しました。細かくは色々とあったりしながらも、 なかなか楽しくもあり、やはりもっといっぱい芝居をして楽しみたいと思っている、 今回はそんな芝居が好きな男の初仕事日記と言うところでしょうか?撃たれた報告はまた次回の時にでもと言うことで。 では又。お元気で。

雪国の 白また白の 白い朝 遠く一列 子供傘ゆく

2000/01/17 〈[47]独り言編:無邪気パワー〉 戻る
 2000年の一月も半分を過ぎてしまいましたが、私はまだ初仕事をしていません。 今は、今年の夏公開予定の映画「ホワイトアウト」の撮影を待っている身なのです。初めは10日頃から始まる予定が、 雪が多すぎて現場に入れなかったり、次の予定地には、雪がなく雨ばかりだったりと、現場スタッフは、もう大変だと思います。 ようやくロケ地が決まりそうで19日頃から、レッツゴーかなと、そんな今はもう、体が変身したくてうずうずしている感じで、 テレビ雑誌等を見ていると世の中は動いているぞと、「そして俺は?」とすぐ問うてみたくなり、 今ひたすらにやっていることとは、ある思いついた物語をこの期間に形にまとめようとしている事と、 走っているぐらいで、それだけではやはりこの私はダメでして、やはり私は、変身をしなくては、物語を書いていても、 面白いのですが、すぐに映像化したくなり、自分で動きたくなるばかりで、物語はなかなか進まないのであります。 なんとか、形にしたいと、夜中キーをたたいているのですが、もう声を出したく仕方なく、変身したくて***になっています。 去年の今頃も手帳を見ると、何もしていなくて、書く予定もないので、走った、走った、走った、映画、走った、走った、映画、 ・・・と日々行動を書いているだけで、今年も去年と同じ様ではあるんですが、 しかし今年は今年の感情の勢いで又違う感想になっているようです。毎年同じ様で違うと言うことですね^^。
それでは又。お元気で。今年も無邪気なパワーで運を持ってくるぞー^^

初雪を 喜ぶ心 犬の様 我にも降れと 新しき白

2000/01/09 〈[46]独り言編:今年初の「楽屋」です〉 戻る
 今年も7日を過ぎて、七草粥をこの方まだ一度も食べたことない私は、 37回目の正月をのんびりと終えたと言う感じであります。みなさんのお正月は如何でしたでしょうか?そしてなんと、 今年は成人の日が10日と言うことなんですが、何だかしっくりこないのは、私が37才で、17年前の話という事だけではなく、 成人の日は1月の15日と37年の記憶の固定から、ピンと来ないのではないのでしょうか。 私の17年前の成人の日とは、前日の夜から同じように他の田舎から出て来た専門学校の友人達と、 その日の朝まで飲み明かし、フラフラのまま、スーツもなく、変なブレザーを着込んで近くの公会堂へ行き、 区の式典に出席したわけです。児童合唱団の歌を聴き、知らないおじさんの話を聞き、アルバムを貰い、 出口ではいろんな政治家のパンフレットを貰って、私にも選挙権かとは思ったものの、それほど興味も盛り上がりに欠けて、 そのまま、別にイベントもなく終了していった私の成人の日と言う感じでした。その頃はバイトばかりやっていて、 その年の5月にアメリカはカリフォルニア州バークレーに二十歳の私は渡って行くのでした。 高校を卒業して、18、19、20と気持ちが、何だかわさわさとしていた時期だったと思います。 そして22までのアメリカでの貴重な生活。その頃の日記を紐解くと、ここだけの話ですが、実にお恥ずかしいのですが、 「スターになるぞー」^^などと宣って、ひたすらに気を上げていた、若気の至り?の僕が^^その頃いました。 しかし今でもあの頃の、気持ちの元気さだけはキープしているみたいで、自分が40才前だとは信じられない程で、 何だか不思議ではあります。これからもその熱だけはキープしていきながら、新しく年を重ねていきたいと思うばかりです。 それではまた。お元気で。

七草を 未だに言えず 食さずに 昔の人の 知恵に感心
成人の 溢れる思い まだ持ちて 思う私は 時に複雑

1999/12/29 〈[45]独り言編:「楽しかった^^」〉 戻る
^_^  皆さんこんにちは、いよいよ1999年も終わろうとしています。今年は皆さんいかかがでしたか?私の今年の感想は、 いつもの事でいろいろありましたが「楽しかった^^」の一言にして、すぐに明日を見つめたいと思っております。 そして今年は2月に私のこのHPが出来まして、皆さんとの新たなコミュニケーションの場が出来た事、有り難くて嬉しくて、 頑張らねばと楽しくなるばかりでございました。そして今この時、今までとは違った感じの年の瀬、 新たな展開の始まりだと思っております。みなさん、この1999年本当にいろいろと有り難うございました。 そして2000年もこのホームページ共々どうぞ宜しくお願いします。来年も元気に笑顔で、 それぞれに頑張っていきましょう。^^では又。

新しき 気持ちのままで 鮮やかに 笑い育み 活きに過ごして

1999/12/24 〈[44]独り言編:クリスマスです〉 戻る
 みなさん、千葉県幕張と言う場所をご存じでしょうか?私は前々から思っていたのですが、 あの大きなビル群の街は、未来都市と言った感じがして仕方ないんです。特に夜明け、静かな早朝に訪れると、 何とも言えない、人間を感じさせない寂しさが漂う街なんです。その街に、先日二週間ぶりの変身(仕事)で、 朝早く訪れて、そんな街のそんな雰囲気からだったのか、それとも久しぶりの人の中へ入ったからだったのか、 とても人間との関わり方がぎこちなかった一日がありました。その仕事「ショムニスペシャル」の撮影も終盤で、 私はその日が初日だった事もあったからでしょうか、人一倍いろんな事を気にしてしまう、私ならではと言った感じでしょうか^^。 その日は、私はラストのワンシーンだけでしたが、次の次の日に、私のとってはメインのシーンの数々、 社長と間違って誘拐した課長(森本レオさん)と狭いトラックの中だけでの数々のシーン。 そのシーン数が多かったので、森本さんが監督に「シーンカットしても私たちは全然文句を言いませんよ(笑)」 と言っている横で私は笑顔にはなっていたが、慌てていて、私達って?私はシーンカットなんてとんでもないですー、 と心で叫んでいました^^。その森本さんはあの有名な声で、3行以上の台詞は嫌いと言いつつも、 アドリブで楽しく演じていて、私も負けないようにと、何とか楽しみましたが、なかなかどうしてどうして、 はてさてどうでしょうか?ドラマを見ての、私はお楽しみです。皆さんもどうぞお楽しみに。 次郎長三国志の放送とちょっと重なっているかもしれませんが、頑張ってどうぞ両方見て下さい^^。
ではでは、1999年のクリスマスですが、のんびりと、余り気にせずに、お元気で。^^
「ホーホーホー」と笑うサンタのお話しなんかは、2000年の時にでも^^・・・・。

サンタ持つ 聖夜は静かに 夢を待ち 笑顔のままで 出会い続けて
師走時期 慌てる日々を 記しても 冬は淡々 深く成り行く

1999/12/14 〈[43]独り言編:X'masカード〉 戻る
 私は毎年この季節に慌てて日本的なX'mas.カードを買ってきて、一通だけX'mas.カードを書いています。 いつから始まったのかは定かではありませんが、アメリカはウィスコンシン州の牧場キャーマンファームの おばあちゃんとX'mas.カードの交換をしているのです。恐らくいつも私のカードはX'mas.を過ぎた頃に届いているとは思うのですが、 毎年、間に合うようにと思ってはいるのですが、ついつい、英語で書かなくてはと言うことで、後回しになってしまって、 遅れてしまいます。キャーマンファームのおじいちゃんとおばあちゃんは本当にいい人で、 途中で牧場を止めた(逃げた?)私にとっては毎年のX'mas.カードが嬉しくて、毎年今年も来た、 今年もと、喜んでいます。まだ今年は来ていません、ついに途切れてしまったのかもしれませんが、 私は今年も送ろうと、またむちゃくちゃな英語で書いてしまいました。内容も何を書いたらいいのか初めは悩んでいましたが、 おばあちゃんからは、いつも、今年のウィスコンシンは寒い、牛が生まれた、牧場を広げた、 などなどの簡単な近況だったので、私も、演った仕事の数々を書く事にしたんです。今回は恥ずかしいのですが、 皆さんにも公開してみようかなと思いました。私のむちゃくちゃな英語を大いに笑って下さい。 いつもは手書きでもっとひどいのですが。読みやすくなって、もっと通じなくなっているかもしれませんね。 訂正、ご意見は、お優しくお願いします。これを機に来年からは英語も頑張ります。かな^^と言うことで読んでみて下さい。

Dear Mr. Reuben and Mrs Laverne
How are you? I am very fine.This year too, I took great pleasure in my work actor,the stage and TV drama and the like.
This year the stage's story is nuclear physicist in before the war and after war. My part was expreriment expert and very cheerful person.TV drama ,I played all sort of people this year too, disappeared husband,cheerful man,serious man,and"samurai" and "yakuza" in japanese "Cyanbara" historical . I hope next year too I take pleasure in my work like this year.and,I hope you are keeping well.
yours sinncerely
kenji anan

むちゃくちゃな英語でしょ。大笑いでしょ^^。今年の出た作品を書いているだけなんです。映画とかならまだしも、 日本のTVドラマを書かれても、とは思うのですが、私の近況ってこれしかないものでして^^。 しかしスペルがキーだと出てこないのは、手が憶えているからなのでしょうか、 私のDREAMもSMILEもすぐに書けないですからね。英語は継続、慣れですね。大いに頑張りましょう。 HPのURLもP.Sにて書いてみました。^^
 そして、先日の大安吉日の日、銀座の行列が凄かった。夢を買うために、当たると信じて並んでいる人々の顔が、 寒さも苦にならないほど、わくわく顔の様に見えました。私は当たると運が逃げると思いつつ、3億円に目がくらみ、 ついつい空いている所で毎年買っています。今年は善光寺前でも買ってしまいました。正直複雑な心ですが、 3億円とおもろい役だったら、私はおもろい役を穫るでしょう。(かっこい〜い^^)神様〜^^。
ではでは、お元気で。また。

宝くじ 0から9の 組み合わせ もっと複雑 我が宝くじ
夜空傷 見間違える程 細い月 冷たき風に 剥がされそうで

1999/12/06 〈[42]独り言編:旅より戻りて〉 戻る
 先ずは、長野県信州松代でのロケの日々、寒かったですが、何だかのんびりとしていて楽しゅうございました。 早めに撮影が終了した時など、善光寺へ一人で参拝に行ったりして、しっとりと落ちついた感じで好きな寺の一つで、 その寺の仁王門を写真に撮ったりして、離れながら振り返り振り返り、観て帰ろうとしていましたが、 ちょうど、門の所で二人連れの女性の方が私に気づき、例の如く、コソコソ話をしながら私を観ているのです。 私が何度も振り返る度に、まだこっちを観ていて、変に意識している、恥ずかしい人間に思われたのではないでしょうか。 私はただ離れて仁王門を見たかっただけなのに^^。
 今回のロケ地の松代には、使用できる昔の家屋、国指定史跡真田邸と文武学校があり、 縁側で陽が射していると暖かくていいのですが、部屋の中に入ると、冷蔵庫になってしまう程で、 現代人の何と弱いことか、昔の人はお強いと思うばかりでした。その真田邸で私は、 お侍さんがよく着ている肩の所が尖っている上下(かみしも)と言う物で、 ある障子のある部分を「ブスリ!」と破ってしまいました。この場を借りて心より謝らせて頂きます。 「本当にすいませんでした」。年末2時間バラエティー内のドラマでの私の役は、長岡藩の筆頭家老で稲垣平助35才と言う、 ええとこのお坊っちゃんだそうで、保守派の中の保守派で、今回主役の改革派、河井継之助とは相反する男で、 今回は脇の脇の男ですが、資料とかを読むと、裏切り者、長岡のユダ、と嫌われていても、 面白そうなドラマは持っている感じで、誰にスポットを当てるかだけな様で、昔も今もいろんな人間がいて、 それぞれにドラマを持つ主役であるんだなあと思いました。 そんな稲垣平助と言う男をもっとじっくりと楽しみたいと思いながら楽しんだ、寒い信州松代でございました。
 そして続いて、下北半島一泊二日の旅であります。三沢空港に10分遅れで到着したら、 いきなり私の名前がアナウンスされて急いでカウンターに行きますと、三沢空港の所長さんがいらして、 迎えの車が事故に遭われてタクシーで行って下さいとのこと、私は驚き戸惑いながらも指示されるままにタクシーに乗り込み、 目的地まで2時間以上掛かるらしく、出発しても、どこら辺りを走っているのか判らず、 六カ所村のクレーンの数の異様さを見ながら、吹雪の中で寂しくなりながら、むつ市、恐山と言う名前は聞いた事があるけどと、 料金メーターの見たことのない数字に目を背け、道に迷いながら、2時間30分ちょっとでようやくたどり着いたのでした。 三万以上の料金に貧乏性の俺は恐縮するばかりで、温泉大浴場付き総ひば作りのログハウス風山荘の大きさと一万坪の庭とか、 周りの山合わせて30万坪所有とかに貧乏性の私は、いくらなのかと、ついつい気になってしまうばかりでした。 初日は朝の4時まで、帰りはギリギリまでいろんな話を聞かせて貰って、 もっと勉強して自分なりの役者人生を考えていかなければと、それが楽しみになりながら、 一人密かに気を上げていました。短かった下北滞在でしたが、以外とのんびりと出来たかなと思いながら無事帰ってきたのでした。 夕方帰る時、車が見えなくなるまで両手を振っていた杉さんが、とても印象的で、 お世話になりましたとこの場でも言いたいと思います。「ありがとうございました」。
 そしてそして、1999年も師走に入りました。2000年に向けて走り出しました。煽る事も、盛り上げる事も、 する事もないのでしょうけど、ゆっくりと何かは考えたいとは思います。 ではでは、今回は長くて、叉でございます。お元気で。^^

カリンの実 目の前落ちて 痛い音 熟れて地になり また木の実なる
松代の 空に流れる 雲見つめ のどかな風の 在処知り入る
下北の 青い雪山 無言なり 吹雪荒波 みな無言なり

1999/11/25 〈[41]独り言編:住宅展示場の係員〉 戻る
 私は歩くの好きな様です。先日、又歩きました。撮影現場へ行く為の乗り換えの駅にたどり着いたのが、 入り時間の1時間15分前、余りの早さでした。横浜のあざみ野と言う所で、 遠いと言うイメージからそんなに早くに到着してしまい、そこから地下鉄に乗り、次の駅が現場なのですが、 その中川と言う駅まで、2分の文字を見つけ、時間も有り余っているし「よし、歩こう」と即決、歩き出した私でしたが、 東京の2分とは違っていました。それに新興住宅地は山を切り開いて大きくなっていきます。 山には坂です。簡単な地図の書いたFAXを片手に、その坂を下って、上ってまた上ってと汗だくになりながら、 現場にたどり着いたのでした。いつまで歩くのかと言う不安は少々ありましたが、陽気もよかったので、 のんびり朝の散歩気分で撮影現場にたどり着いた私でした。その撮影現場は住宅展示場で、私の役はそこの係員で、 着替えていきなり、本物と間違えられて声を掛けられて戸惑う私でありました。
 そして撮影、説明の台詞をひたすらに喋りまくっている笑顔な私、それもステディカメラと言う奴でワンカットの長回しで、 広い家中をぐるっと歩きながらの喋りで、自然と早口になってしまい、 余計な遊びも出来なくて必死に説明等をしているばかりの私でした。自然に普通にリアルに演れば、 また違った物として成立して良かったかなと、常に何かを残して活きたいと思うばかりで、 なかなか考えと動きの合致が難しく、毎度の事ながら反省しきりでした。そして自然に普通にと言えば、 別のドラマ、刑事役でのあるシーン、ワンシーン、ツーシーンしか出番がない私は、 出ている以上ちょっとでもキャラクターを出そうと、探り探りテストとか演っていると、 いきなり自然に、普通にと監督に言われ、それも怒った感じで言われると、一瞬この私も、 いきなりさに、ムカッとして感情が微かに動き、ある決められた動きの自然さに疑問を感じながらも、 しかし自然さ普通さは基本だからとそれに素直に徹し、一つの刑事の役は終了していきました。 しかし是非あの監督さんと、ドラマを抱えた役で、もう一度対したいと思いながら、自然さ普通さリアルとは?とかを、 ブツブツと考えながら雨の中、その日は帰ってきました。とさ。
 又何か、ここで吐いてしまった私でありました。では別のドラマで長野へ行って来ます。 そして又ご報告を、愚痴を反省を、お喋りを独り言を、聞いて下さいませ。お元気で^^。

枯葉落ち 入る自転車 かごの中 そのまま家に そのまま、ままで
色違う 並ぶ銀杏も 個性かな 同じ秋風 吹かれて揺れて

1999/11/19 〈[40]独り言編:サラリーマンの父親〉 戻る
 先日、横浜で夕陽を見てきました。サラリーマンの父親役で、撮影現場に行くまでどんな事をするのか、 はっきりとは解っていなくて、監督の市川準さんの指示の元、平田満さんが朗読をしている後ろを、 エキストラの女性の方と、エキストラの女の子、男の子とで、初めは夫婦で歩きながら、
「ついに昇進もしたし・・・そろそろ家でも建てるか・・・・」と呟き、
そして、後ろにいる子供を呼び寄せた時に夕陽を見つけ、
「綺麗な、夕陽だな・・・」
と又呟き、親子4人で夕陽を見つめて去って行くのでありました。
台詞など聞こえなく、家族の雰囲気が見えるだけなので、この場を借りて何を言っているのか、お知らせしときます。 そして初めにやった私の芝居は、身ぶり手振りで「頑張るぞー」としていたのですが、元気が良くてちょっと違って、 夕陽を見つめる哀愁をと言うことで、「男の哀愁ですね、解りました」と次に夕陽を見つめて、じっくり哀愁を^^ 出していると、すぐにその場を去って下さいとのこと、がっかりしながらも、出来る限り粘っても一瞬で終わる私の出番。 そして去った後、ずっと続く朗読でした。さてさてどんな感じになっているのか早く知りたいところであります。 一瞬の男の哀愁はいかに?^^と楽しみではあります。しかし、ご一緒したエキストラの方に、 私も同じエキストラの方だと思われていたみたいで、「もっと頑張らないと」と、ものすごく^^思いました。
そして、市川準監督との出会いも今後どの様になりますか、楽しみにしていたいと思います。 そんな横浜に向かうとき、駅の券売機の所で、ホームレスの方が近寄って来て、200円をと私に求めて来たのですが、 なぜか私はごめんなさいを言って去ってしまいました。黙ってその場に100円玉2個置くだけで良かったのに、 咄嗟にごめんなさいをしてしまった事に、なぜなのかといろいろと考えてしまいました。 同じ事ではないかもしれませんが、募金箱に、気持ちはあるのに、お金を入れるのが、なぜか苦手な私であります。
男の哀愁^^を出すことを楽しめる父親役と、秋田県のベテラン刑事に報告等をする東京の刑事役と、 そしてお次の役はいかなるものか?と言うことで、ではまた。お元気で。

木枯らしの 言の響きに 身を縮め 冷たき風の 冬に挨拶

1999/11/11 〈[39]独り言編:京都での日々〉 戻る
 テレビ東京開局35周年記念番組、12時間超ワイドテレビ新春時代劇「次郎長三国志」の撮影がついに終了し、 無事戻って来ました。7/15から始まった撮影、中休みが一ヶ月程はありましたが、やはり正直長い長い日々でした。 そして何かと濃いー日々でした。
 今思い出し、まとめようとしていても、余りにも思い出される事が多すぎて、思いと記憶が入り乱れて、収集がつきません。 長く長くなるばかりで、一冊の本になる勢いで、まさしく12時間で、独り言を12時間喋るなんてもう、 うなされているみたいですね^^。前半は、主役の杉さんとの出会いから始まり、 ずっと続いていくピリピリ感に「ほんまにもう・・・」と思いながら、どう過ごしていくか、どう無になるか、 どう楽しむかと、もがき、考え続けた、重く暑い熱い日々でした。
 そして一ヶ月後の後半戦、まさしく闘いをと、携帯電話まで購入して、「頑張るぞ!!」と決意を強くして臨んだのでしたが、 主役の杉さんの笑顔、冗談、変化にひたすらに戸惑い、ぎこちない笑顔になるばかりの私で、 ピリピリ感はあったものの少し和らいで、「やはり人間笑顔だぞ、笑顔が大事だよな」と思ったか思わなかったかこの私。 前半とはガラッと言う感じでした。前半に思っていたより若手俳優が真面目にドラマに取り組んでいるのに驚いたそうで、 そんなことは35年なかったそうで、それを聞き、みんな喜び、気を引き締めての最後までの日々でした。
そしてひたすらに好きなチャンバラ、それも息が上がるばかりで、最後までなかなか上手くいかず、 切ってはいけない人まで切ってしまいNGになり、生傷一杯の日々。
 又両太股だけに一杯の吹き出物が出て、精神的なものからか、食生活からかと考えて、ひたすら薬を塗って早く治れと願う日々。
相変わらず台本にない台詞を勝手に言って、「編集が大変」と怒られても、間が空くとついつい喋って間を埋めてしまう日々。
前半は「みんな助け合って頑張ろう」と酒を酌み交わして誓い合ったが、後半は「今回参加出来て良かったよな、頑張ろう」と 元気に前半の思い出を語っていた日々。
 初めて出会った人々を見つめていた日々。
 今年の暑かった夏から秋にかけての京都の自然を感じ穫ろうとしていた日々。
 まだまだ終わっても終わらないって感じの日々。
 そして苦しくも楽しかった日々。
等などそんな多くの日々を埋めて尽くしていた12時間ドラマでありました。 主役の杉さんが打ち上げに最後までいて、「今回はいい作品になった、是非みんなに見て貰いたいと本当に思う」と言い、 確かにみなさんに見て貰いたいし、早く見てみたいと思う作品です。 そして今まとまらない京都での日々が2000年正月に12時間見て、少しづつまとまっていくのかもしれないと、 あの濃かった日々が今後どう繋がっていくのか、今は全く見えないでいますが、 いつの日か何かでプラスになっていく日々だったんだと思っています。 それが知りたくて今は、次へ次へと気持ちを焦らせている感じです。 今回の出会い、今回学んだことを、新たな出会いと新たな事へ、本日は平成11年11月11日です。 一から始まると言う事で、長々と呟きましたが、無事終了したことを報告しときたいと思いました。独り言でした。 近日中最新情報に、「次郎長三国志」(阿南健治篇)なる私の役の見どころなんかをまとめて載せようと思っておりますので、 又、見て下さい。それでは、お元気で。何とかまとまり伝わったかな・・・^^

秋の山 呼吸するたび 色づきて 色に魅せられ 心静かに
見つめたる 空に広がる うろこ雲 解き放たれた 我も広がれ

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