2000/03/17 〈[53]裏話編:「はみだし刑事・情熱系」ロケ編〉
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一つのドラマの撮影が無事終了しました。
今回のドラマは「はみだし刑事情熱系」の最終話24話、2時間スペシャルに、
なかなかの役で出たのですが、難しいから余計楽しいって感じでした。
役は暗めの役かなとだけお伝えして、詳しい役の内容は見て下さいと言っておきます。
今回のドラマの私の出番は、下関ロケから始まりまして、ひたすらに役で、
金子みすずの詩を口ずさみ、海を見つめていました。下関と門司は、初めての地で、
本州と九州と言う別のイメージがあったのですが、あの二つの街は、
関門と言う一つの街のような感じで、関門海峡もあんなに狭いとは知りませんでした。
そしてその海峡をタンカーとかの大型船が連なって航行する様は、長閑で、
天気も良かったので余計、絵になっていました。そして二日目は壇ノ浦だ、巖流島だ、
と知っている地名に喜ぶ中、初めて耳にした、六連島でのロケ。
その島始まって以来のドラマの撮影とあって、島中の人たちが集まり、
本土からは親戚一同が集まり、みなさん色紙をぶら下げての興奮でした。
スタッフの「そこからそこまで写りますので、こっちに移動して下さい」の声に素直に従ってくれて、
その度に一団がゾロゾロと移動していました。又「O.K」の声が掛かる度に、
パチパチパチと自然発生的に拍手が起こり、素朴さを感じ、出演者は皆初めての経験で、
嬉しく微笑んでおりました。私は出番を待っていても、初めは気づかれなかったのですが、
やがて視線が止まるようになり、「名前は判らんが見たことある」と、
サイン色紙が集まって来ました。近くにいた全く私の事を知らないおばーちゃんまで、
縁起物と言った感じで、私のサインを貰っていたような感じでした。
今頃家のどこかに飾られているのかどうなのか^^有り難くも嬉しくも、照れまくっていた、
私でありました。タイミング的にサインが出来なかった方もいて、申し訳なかったとも思いました。
そして東京に戻ってきて5日後、三浦半島の荒崎で、追いかけられて、崖から落ちるシーンを撮り、
春の穏やかな海に心豊かになり、以外にも海の水が透き通っているのに驚いていました。
そして翌日、今回の私の役の芝居場、メインイベントに突入していったのです。
場所は江東区の佐賀町にある、これ又絵になる古い西洋建築と言った感じの建物の一室での撮影で、
私は、芝居の伝わりはどうなのかと悩み、迷いながらも、楽しんで、
あれよあれよと「O.K」になって終了していき、レギュラーでもないのに、花束まで貰って、
拍手までして貰って、楽しかった今回の役の出番が終わりました。出来と伝わりが、又ドキドキで、
気になっていますが、芝居が出来る事が、楽しすぎるほど楽しくて、ずっと終わることなく、
芝居していたいと思うばかりでした。
そして今の所次の変身は、はてさて?と言う感じではあるのですが、次の変身に向けて、
またあれやこれやと考えながら待つことにしたいと思います。今年の桜のように、
私の心の蕾も膨らましながら^^。気楽に春でも待ってみますかと言った感じで。
この日本では必ず春は来て、花は咲くのですから。皆さんも、気長に春を楽しみに待ちましょう。
ではまた。次回と言うことで。^^
静かなる 琴の音似合う 春の海 トンビ群れなす 空は青春 目と鼻に まとわりつくも 花咲けば 苦でもないかな 舞う花粉たち
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